イタリア旅行前に知っておきたかったこと
トイレの便座がないことが多い
イタリアの公共の場にあるトイレは、便座がないことが多々あります。
新しい建物やホテル、大きなカフェやレストランのトイレなどは大体便座がありますが、田舎町の小さなカフェ、駅のトイレなどは便座がないことがあります。
その場合は、中腰になって用を足すそうです。
便座が日本より高いこともあり、背が低い方は難しい可能性があるので、トイレはできるだけ宿や大きなカフェ・レストランなどで済ませましょう!
166cmの私は大体大丈夫でしたが、中にはぎりぎりのものもありました!
トイレは有料の場合がある
日本と違い、ヨーロッパの公共の場にあるトイレは有料の場合が多いです。
大体50セント〜1ユーロほどで、現金が必要かつお釣りがでないこともあります。
できるだけコインを用意しておきましょう!
配車アプリが機能しないことが多い
イタリアでは場所によりますが、UberやLyft、Bolt、FREENOWなどの配車アプリを利用することができます。
ただし、呼んでも全然捕まらないことがあり、急ぎの場合などは流しのタクシーを捕まえるしかないことが多いです。
流しのタクシーはぼったくりのこともあるので、可能であればホテルで正規のタクシーを呼んでもらいましょう!
ローマの空港では配車アプリが使えず困っていたのですが、空港にいるタクシーは正規の明朗会計で安心でした!
チップ文化はあまりない
イタリアでは基本チップ文化はありません。
お店によってはチップを求められる場合もありますが、北米より安く、10%程度が相場です。
また、レストランなどのレシートに「Servizio Incluso」と記載があればすでにサービス料が含まれているので、チップを払う必要はありません。
タバスコはかけない
辛いものが好きな方は特に注意していただきたいのですが、イタリアではタバスコをパスタやピザに基本的にはかけません。
タバスコを頼むと、お店の人は「料理がまずかったのかな」と思うそうです。
タバスコをかけなくてもおいしく作ってあるので、かけないようにしましょう!
治安はあまり良くない
イタリアの治安は残念ながらあまり良くありません。
スリなどの軽犯罪のほか、強盗なども日本と比べてかなり多いです。
私自身、18日間のイタリア滞在中危ない目には遭いませんでしたが、行く前はヨーロッパのいろいろな国の人に「イタリアは危ない」「イタリアに行くなら気をつけて」と何度も言われました。
親切な人も多く、治安がいい田舎町なども多数ありますが、都会や有名な観光地は要注意です。
特にミラノやナポリ、ローマの一部エリアなどは夜に出歩かないほうがいいです。
観光地は物価が高い
イタリアは西ヨーロッパの中では物価が安いほうですが、それでも観光地は日本より物価が高いです。
特にフィレンツェやヴェネツィアなどは他の地域と比べても全体的に高額になります。
節約したい方は、宿泊地を郊外にするのがおすすめです!
私はフィレンツェ観光の際、フィレンツェから電車で27分のプラートという街に泊まったのですが、ローカル感があり、物価も割と安く、治安もよくてとってもいい街でした!
プラートについてはYouTubeショートでもご紹介しています。
親切な人の方が多い
治安があまり良くないイタリアですが、一般市民の方は親切な人のほうが多いです。
私自身、イタリア滞在中に宿の場所がわからなかったり、バスの乗り方がわからなかったりと困ったことが何度かあったのですが、その度にたくさんの人が助けてくれました。
困っていると気にしてくれる方が多く、わざわざ車から降りて助けてくれた方もいました。
スリなどマイナスなイメージもあるイタリアですが、親切な人の方が圧倒的に多いので、気をつけつつ、現地の人との交流も楽しみましょう!
イタリア旅行の注意点
ぼったくりに注意
観光地にはぼったくりの飲食店が多くあります。
店頭で呼び込みをしているお店や、すいているお店は気をつけたほうがいいです。
できればお店に入る前にGoogleマップの口コミなどを見ておきましょう!
ぼったくりのお店は評価がかなり低いのですぐわかります。
私はアマルフィのぼったくりカフェで、相場の2倍の値段のレモンジェラートを食べました・・・
スリに注意
電車やバス、混んでいる場所ではスリに気をつけましょう!
日本人がよく行く観光地だと、ローマの公共交通機関内、ローマのトレビの泉周辺、ヴェネツィアやフィレンツェあたりは特にスリが多いです。
荷物は常に体の前で大事に持っておき、目を離さないようにしましょう!
ポケットに財布やスマホを入れるのは論外です!
チャック付きのバッグがおすすめです!
現金は最低限だけ持っていくようにしましょう!
夜間の外出に注意
夜は治安がさらに悪くなる傾向にあります。
同じ街の中でも、エリアによって全然治安が違うことも多いので、できればホテルのスタッフの方など地元に詳しい方に危険なエリアを聞いておきましょう!
細い通りなど、人通りが少ないところは通らず、1人歩きは避けましょう。
英語が通じないこともある
イタリアの観光地などは大体英語が通じますが、ごくたまに英語が通じないお店もあります。
郊外などは英語が通じない場合が多くなるので、翻訳アプリを事前にインストールしておくと安心です。
大体の場合はGoogle翻訳で十分です!
お店に入るときは挨拶
イタリアではお店に入る際挨拶するのが一般的です。
日中は「ボンジョルノ」夕方以降は「ボナセーラ」と挨拶してみましょう!
忘れてしまった場合は英語でも大丈夫ですが、個人的な経験上、イタリア語で挨拶したほうがなんとなく親切にしてもらえる気がします!笑
鼻はすすらない
ヨーロッパでは鼻をすするのはマナー違反です。
鼻水が出てきそうなときはティッシュで思いっきりかみましょう!
鼻をすするとかなり嫌な顔をされることもあるので、ティッシュを持ち歩いておくと安心です。
すすって食べない
パスタはすすらず食べましょう!
日本でもパスタをすすって食べるのはNGですが、イタリアに限らず、すすって食べること自体NGの国が世界ではとても多いです。
マナー違反になってしまうので、パスタだけでなく、スープなどもすすりながら食べないように気をつけましょう。
イタリア旅行の持ち物
パスポートや着替えなど当たり前のもの以外で、イタリア旅行をする際に持って行った方がいい物をご紹介します。
スマホ用ストラップ
イタリアは残念ながらスリがとても多いです。
スマホをそのままポケットやバッグに入れておくと、盗まれる可能性があります。
スマホはストラップで首からかけて、その上でチャック付きのバッグなどにしまっておきましょう!
スマホ用ストラップのおかげか、イタリア17泊18日で一度もスリに遭いませんでした!
予備の財布
スリ対策として、予備の財布を持っておきましょう!
予備の財布には、予備のクレジットカードやイタリアでは使わない保険証や免許証などを入れておきます。
これで万が一財布を1つ盗まれても旅行を続けられるので、おすすめです。
パスポートの写し・戸籍謄本・証明写真
こちらもスリ対策の一種ですが、万が一パスポートを盗まれてしまった場合、パスポートの写しや戸籍謄本、証明写真(2枚)があるとスムーズにパスポートの再発行ができます。
パスポートがないと出国もできず、宿泊の延長や予約もできない場合があるので速やかに再発行する必要があります。
これらは持ち歩かず、ホテルの金庫などに入れておきましょう!
夫がハンガリーでパスポートを盗まれた際は、証明写真が1枚足りず、証明写真機もなかったので、写真館で写真を撮るという手間が発生して大変でした・・・
チャック付きのボディバッグ
スリ対策のためにも、イタリアの街歩きにはチャック付きのボディバッグがおすすめです。
ボディバッグであれば常に体の前に置いておけるので、荷物から目を離すタイミングも少なくなります。
バッグが切られてしまうこともあるので丈夫な素材が望ましいですが、なければポリエステルやナイロンなどでも大体は大丈夫です。
コンセントの変換プラグ
イタリアのコンセントはCタイプがメインです。
日本のコンセントとは形が違うので、変換プラグがないとさせません。
Cタイプの変換器のみであれば100均で十分ですが、海外に何度か行かれる方や1つのコンセントで複数の端末を充電したい方は、マルチ変換プラグがおすすめです。
マルチ変換プラグがあればアメリカや台湾、イギリスやシンガポールなど、200カ国で充電できるようになるので、実質これ1つで十分です。
私も愛用しているのですが、軽くて高速充電もできて本当にすごくおすすめです!
ポケットティッシュ
イタリアに限らず、ヨーロッパでは日本のようにポケットティッシュがお店ですぐに見つからないこともあります。
また、あってもとても硬く、頻繁に鼻をかむ場合は鼻が痛くなってしまいます。
1パックに入っている枚数も少ないので、ポケットティッシュは日本から持っていくことをおすすめします。
トイレにペーパーがないこともあるので、そういった場合に備えて水に流せるタイプのティッシュが望ましいです!
胃腸薬
イタリアは食べ物がおいしいのでついつい食べすぎてしまいます。
ただ、日本食と違い小麦中心の食事で、乳製品もとても多いです。
普段の食事と大きく違うと、お腹に負担がかかりやすいので万が一に備えて胃腸薬を持っていきましょう!
私はイタリアに17泊して毎日食べすぎた結果、しばらく胃腸薬のお世話になりました・・・
イタリア旅行を楽しもう!
イタリアは、スリなどに気をつければとても楽しい旅行先です。
文化も自然も豊かで、食べ物もお酒もおいしく、人々は親切で陽気です。
しっかりと準備をして、最高のイタリア旅行にしてくださいね!
最後までお読みいただきありがとうございました!